[25日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は続伸している。サウジアラビアが石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が減産の可能性を示唆したことが引き続き材料視されているが、景気を巡る懸念が上値を抑えた。
0016GMT(日本時間25日午前9時16分)時点で米WTI先物は0.34ドル高の1バレル=95.23ドル。北海ブレント先物は0.51ドル高の101.73ドル。
WTI、ブレントはどちらも24日に3週間ぶりの高値を付けた。
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相がOPECプラスの減産を示唆したことが材料だが、OPEC筋によると、イランが核合意再建で米欧と合意し、原油の輸出を再開するのに合わせて減産が実施される可能性が高い。
イランは24日、2015年イラン核合意再建に向けて欧州連合(EU)が提案した「最終文書」に対する同国の見解について、米国から回答を受け取ったと明らかにした。