[ブリュッセル ４日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）は９日のエネルギー相会合で、エネルギー価格高騰に対処するため、ガス価格の上限設定や市場参加者向けの緊急流動性支援などを協議する予定。ロイターが関連文書を確認した。
輸入ガスや電力用ガスの価格に上限を設けることや、ガス発電会社を一時的にＥＵの電力価格設定制度の適用外にすることなどを検討する。
エネルギー市場参加者は、価格高騰で高水準の担保差し入れを余儀なくされているが、市場参加者の流動性を支援するため緊急信用供与枠の提供も検討する。
フィンランドとスウェーデンは４日、足元のエネルギー価格の高騰を受けて、国内電力会社の流動性確保を支援する措置を発表している。