[ベルリン 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)のブルトン欧州委員(域内市場担当)は8日、スペインとフランスを結ぶガスパイプラインの建設について、採算が取れるか不明だと述べた。
ドイツのショルツ首相は先月、ロシア依存から脱却するため、同パイプラインの建設を支持する意向を示したが、フランスのマクロン大統領は5日、既存のガスパイプライン2本の稼働率が低く、主にスペイン向けのガス輸送が多いため、新たなパイプラインは不要との認識を示した。
同委員は記者団に「こうしたプロジェクトに経済的な合理性があるか不明だ」と述べた。
EUエネルギー相は9日に緊急会合を開き、エネルギー価格の高騰について協議する。