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ウクライナ各地で停電、ロシアの攻撃で火力発電半分に影響

発行済 2022-10-24 09:58
更新済 2022-10-24 10:00
© Reuters.  10月22日、ウクライナ空軍は、ロシアのミサイル10発以上が各地のエネルギー施設などに打ち込まれ、複数の地域で停電が発生していると明らかにした。写真はキーウで17日に撮

[キーウ 22日 ロイター] - ウクライナ空軍は22日、ロシアのミサイル10発以上が各地のエネルギー施設などに打ち込まれ、複数の地域で停電が発生していると明らかにした。

ゼレンスキー大統領は、ロシア軍の攻撃は西部、中部、南部など「非常に広範囲」に及んだとした上で、西側などの協力を得て迎撃能力をさらに高める考えを示した。ウクライナ軍が同日にミサイル20発とイラン製ドローン(無人機)「シャヘド」10機以上を撃墜したとも述べた。

ロシア軍は今月10日以降、ウクライナの電力施設への攻撃を繰り返しており、火力発電能力の少なくとも半分、電力システム全体の最大40%が影響を受けている。

22日は早朝に複数地域の当局者が、エネルギー施設への攻撃と停電を報告。知事らは住民に水を備蓄するよう呼びかけた。首都キーウ(キエフ)の一部では夕方まで停電が続き、中心部では小売店が休業し信号が消えている地区も見られた。

ウクライナ大統領府顧問のキリロ・ティモシェンコ氏は、朝方の2回の空襲警報後、100万人以上が停電の影響を受けていると述べた。

一方、ウクライナ軍は南部ヘルソン州で南に向かって前進し、ロシア軍が放棄した少なくとも2つの村を奪還したと明らかにした。

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