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1647GMT 30日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
31日終値 前営業日終値
株 FT100 4608.36(‐23.25) 4631.61
クセトラDAX 5332.14(‐28.52) 5360.66
金 現物午後値決め 939.00 932.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.190 (+0.020) 0.395(1.327)
独連邦債2年物 1.260(1.341)
独連邦債10年物(9月限) 122.21 (+1.39) 3.280(3.424)
独連邦債30年物 3.987(4.137)
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<為替> ドルが全般的に下落。第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値や7月
のシカゴ地区購買部協会景気指数を受け、景気回復への期待が強まった。月末のポートフ
ォリオ調整もドルを圧迫した。
<株式> ロンドン株式市場は反落。銀行・鉱山株の上昇を石油・医薬品株の下げが打
ち消した。ただ月足ではFT100種総合株価指数<.FTSE>は8.45%上昇した。
週間ベースでは2003年4月以来の好成績となった。
ETXキャピタルのシニアトレーダー、ミック・ミルズ氏は「優良株は堅調な月を終え
るに当たり一服した。米市場が不安定な様相を呈しているほか、投資家は来週の英金融政
策委員会や7日発表の米雇用統計を前にあえてリスクを取りたがらない」と述べた。
石油株に売りが出た。米原油価格
手決算の比較的弱い内容が圧迫した。
BGグループ
ジー
カゼノブは、前日の決算内容が弱かったロイヤル・ダッチ・シェルの投資判断を「イン
ライン」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。
医薬品株も軟調。アストラゼネカ
投資家の関心が来週の上期決算に向かうなか、銀行株にはおおむね買いが入った。3日
に業績発表を行うHSBC
5日に業績を発表するロイズ・バンキング・グループ
表予定のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
た。
鉱山株は不安定な展開となるなか上昇。この日発表された第2・四半期の米GDP(速
報値)を受け、世界経済の回復を背景に需要増への期待が高まり銅価格が上昇した。
エクストラータ
メリカン
航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ
0万ポンドの営業損失を計上する一方、2008年10月以降に営業経費を約6.6%削
減したことを明らかにした。
欧州株式市場は反落。第2・四半期の米国内総生産(GDP)は予想より小幅なマイナ
スとなったものの、個人消費の弱さが浮き彫りになった。ただ、決算について概ね前向き
な見方が根強く、週足では3週連続で上昇した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.84ポイント(0.20%)安
の928.78。週間ベースでは2.4%、7月全体では9.2%それぞれ上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.61ポイント(0.63%)安
の2638.13。
石油株が指数を押し下げた。トタル
%安。ともに減益決算を嫌気した。米原油先物
その後1バレル=67ドルを超える水準に戻した。
BP
この日発表された第2・四半期米GDP統計速報値は年率換算で前期比マイナス1.0
%と、予想のマイナス1.5%よりも小幅な収縮にとどまったものの、個人消費支出が大
きく落ち込み、経済の回復は遅いとの懸念が高まった。
銀行株が下値を支えた。来週8月3日に決算の発表を控えたHSBC
%上昇した。UBS
当局と大筋で和解に達した。
BNPパリバ
8%上昇した。
個別銘柄ではブリティッシュ・エアウェイズ
(4―6月期)が9400万ポンドの営業損失となったものの、前年10月以降営業コス
トを約6.6%削減したことを明らかにした。
<ユーロ圏債券> 長めの債券が上昇。月末買いが膨らんだほか、この日発表された米
国内総生産(GDP)やおう盛な需要が見られた前日の米国債入札やが手掛かりとなった。
米GDPの発表を受け、独連邦債先物は1ポイント超上昇し、2週間ぶり高値をつけた。
第2・四半期米GDP伸び率(速報値)は年率換算で前期比マイナス1.0%と、予想
よりも小幅な収縮が示された。ただ個人消費支出が大きく落ち込んだことから経済の回復
は遅いとの懸念が高まった。前四半期はマイナス6.4%と、前回のマイナス5.5%か
ら下方修正され、1982年第1・四半期以来最大の落ち込みとなった。
一方、7月の米シカゴ地区購買部協会景気指数(シカゴPMI)は43.4と、経済活
動の拡大・縮小の分岐点となる50を依然下回っているものの、前月の39.9から改善
した。
米財務省は今週、過去最大規模となる総額1150億ドルの3・5・7年債入札を実施
した。前日7年債入札で強い需要がみられたことは、ユーロ圏長期債を支えた。
また、この日は7月最後の営業日だったため、長期ゾーンを買う動きが高まった。RB
Sのアナリスト、ハービンダー・シアン氏は「月末で、ファンドマネジャーはお化粧買い
を入れポートフォリオ再調整を行った」と述べた。
独連邦債先物9月限
時、13日以来の高値となる122.21をつけた。清算値は122.04。
1640GMT時点で、独連邦債10年物
3.43%だった。一時、13日以来の水準となる3.285%に低下した。
同2年物
2・10年物利回り格差は6bp縮小し202bpとなった。
7月のユーロ圏16カ国のEU基準消費者物価指数(CPI)速報値が前年同月比0.
6%低下し、市場予想を下回ったことは、欧州中央銀行(ECB)が緩和的な金融政策を
維持するとの見方を支え、好材料となった。
独連邦債以外のユーロ圏債券には利食い売りが出た。
10年物のイタリア国債と独連邦債の利回りスプレッドは4bp拡大し85bp、ギリ
シャ国債も7bp拡大し125bpとなった。
[東京 1日 ロイター]