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グラスゴー金融同盟、国連の脱炭素運動の要件廃止

発行済 2022-10-28 14:39
更新済 2022-10-28 14:46
© Reuters.  10月28日、気候変動問題に取り組む金融機関の有志連合「グラスゴー金融同盟(GFANZ)」は、参加機関に求める国連の温暖化対策に関する要件を廃止すると明らかにした。写真

[ニューヨーク/ボストン 28日 ロイター] - 気候変動問題に取り組む金融機関の有志連合「グラスゴー金融同盟(GFANZ)」は28日、参加機関に求める国連の温暖化対策に関する要件を廃止すると明らかにした。

GFANZは英イングランド銀行前総裁のマーク・カーニー氏が提唱して立ち上げた。銀行や保険会社、資産運用会社など各国の金融機関が参加し、資産総額は約153兆ドルに上る。

© Reuters.  10月28日、気候変動問題に取り組む金融機関の有志連合「グラスゴー金融同盟(GFANZ)」は、参加機関に求める国連の温暖化対策に関する要件を廃止すると明らかにした。写真はGFANZを立ち上げたマーク・カーニー氏。2020年3月ロンドンでの代表撮影(2022年/ロイター)

参加機関はこれまで、国連の温室効果ガス削減運動「Race to Zero(ゼロへのレース)」の基準を満たす必要があったが、今後はこの運動との協力を推奨するものの、必須ではないとしている。

ゼロへのレースは、科学的根拠に基づくシナリオに沿って石炭など化石燃料資産の開発、融資、促進を段階的に縮小することを目指している。

変更の理由について、GFANZは50の国や地域の厳しく規制された金融業界で一段の柔軟性を確保するためと説明している。

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