[パリ 31日 ロイター] - 国際ブドウ・ワイン機構(OIV)は、今年の世界のワイン生産量は昨年を若干下回る水準になるとの初期予想を発表した。熱波に見舞われた欧州の生産が予想を上回り、南半球の生産減をほぼ相殺するためという。
OIVは、今年の世界ワイン生産量を2億5750万─2億6230万ヘクトリットル、ミッドレンジは2億5990万ヘクトリットルと予想した。21年の推定2億6200万ヘクトリットルを約1%下回るほか、過去20年間の平均も下回る水準。
1ヘクトリットルは、標準のワインボトル133本分に相当。
OIVはノートで「2022年は世界各地で発生した干ばつや熱波のため収穫が早まったが、全体に良い品質と予想される」と分析した。