[上海 2日 ロイター] - 中国政府は2日、複雑な環境問題を解決するためにハイテクソリューションを模索し、汚染・生息地の喪失・気候変動に取り組むためにビッグデータ、バイオテクノロジー、人工知能(AI)のイノベーションを活用すると表明した。
新たな行動計画の中で、大気・土壌・地下水の汚染に対処し、廃棄物を削減するほか、生態系を保護するために2021年から25年にかけて「グリーン技術イノベーションシステム」を構築すると説明。現在の技術は国の長期的ニーズに対応できるほど成熟していないと指摘した。
このシステムは、税制優遇措置と新しい「グリーン技術銀行」によって支援され、中国は企業や金融機関にも革新的なグリーン技術への支援強化を奨励するとした。
今回の計画はエジプトで6日から開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)を前に発表された。