[国連 9日 ロイター] - ベラルーシは9日、ウクライナ産穀物をリトアニアの港から輸出するためベラルーシ領土を経由することを無条件で容認すると国連に伝えた。国連のドゥジャリク報道官が明らかにした。
ベラルーシは今年6月、自国の産品もバルト海沿岸の港から輸出が認められるなら、ウクライナ産穀物の通過に応じるとしていた。ウクライナはこの提案を受け入れなかった。
ドゥジャリク報道官によると、ベラルーシのアンブラゼビッチ外務次官は9日にニューヨークでグテレス国連事務総長と面会し、ウクライナ産穀物の通過に前提条件はないと伝えた。同時に、現在制裁の対象となっているベラルーシ産肥料の輸出再開を求める政府の立場も改めて説明したという。
ベラルーシは昨年から今年にかけて西側の厳しい制裁を受け、バルト海の港からの肥料輸出が滞っている。
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