[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアのバルト海プリモルスクとウストルガの両港湾からのロシア産ウラル原油とカザフスタン産KEBCO原油の輸出は、1月に前月比50%増の710万トンとなる見通しだ。予想通りであれば、2019年以降で最高の水準になる。トレーダーの話とロイターの推計で明らかになった。昨年12月の輸出実績は470万トンだった。
輸出業者はアジアの旺盛な需要を満たして、世界的なエネルギー価格上昇による恩恵を享受しようとしている。
1月は輸出されるウラル原油の約70%がインド向けとなっている。インドはここ数カ月、ロシア産原油の輸出先として首位。1月の2位は中国となる見込みだ。
両港湾はさらに、昨年12月に輸出する予定だった未積載の30万トンを追加輸出する予定だ。