[アブジャ/ニアメー 19日 ロイター] - クーデターを起こしたニジェール軍事政権トップのチアニ将軍が19日に首都ニアメーで、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の代表団と会談した。
ECOWASはクーデター発生以来、軍事介入を辞さない構えを示しつつ、チアニ氏らにバズム大統領への権力返還を求める外交的な働きかけも続けている。
これまでECOWASの代表団はニジェールの軍事政権側に拒否されていたが、今回はニアメーの空港で出迎えを受けた、と関係者の1人が明らかにした。代表団は軍事政権が拘束しているバズム氏とも面会したとされる。
軍事政権はECOWASとの会談に関してコメントを発表していない。ただチアニ氏は19日夜のテレビ演説で、引き続き対話には前向きだと述べた。