[シンガポール 1日 ロイター] - アジア時間1日の原油先物は4日続伸している。週間で3週間ぶりの上昇となる見通し。需給の逼迫や石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産が年内いっぱい続くとの観測が相場を支援している。
0107GMT(日本時間午前10時07分)時点で北海ブレント先物は0.07ドル高の1バレル=86.90ドル。米WTI先物も0.07ドル上昇し、83.70ドル。
アナリストはサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を10月まで延長すると予想している。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は顧客向けノートで減産継続を見込むとし、OPECが市場への供給を回復させ、米シェール生産業者が掘削活動を引き上げるためには原油価格が持続的に90ドルを上回る必要があると指摘した。
米エネルギー情報局(EIA)が8月30日公表した統計によると、先週の米原油在庫は前週比1060万バレル減と、高水準の輸出や製油所稼働率により予想より大幅な取り崩しとなった。