[北京 13日 ロイター] - 中国税関総署が13日発表した9月の原油輸入は前月同月比14%増の4574万トン(日量1113万バレル)だった。
移動が活発になる大型連休を控えて製油所が輸入を拡大したほか、製造業の指標も改善した。
今年の原油輸入は前年の水準を大幅に上回っている。前年は新型コロナウイルス流行に伴う規制で国内経済が打撃を受けていた。
1─9月の輸入は前年同期比14.6%増の4億2427万トン(日量1134万バレル)。
9月の原油輸入は、過去3番目の高水準だった8月の日量1240万バレルからは10.5%減少した。
新華社によると、9月末から10月第1週にかけての国慶節(建国記念日)などに伴う大型連休中の中国本土内の旅行者は前年比71.3%増。
9月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を6カ月ぶりに上回った。