Yuka Obayashi
[東京 7日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。中国の需要低迷を巡る懸念が重しとなっており、市場はこの日発表される中国の貿易統計に注目している。
北海ブレント先物は0.23ドル(0.3%)安の1バレル=84.95ドル。米WTI先物は0.23ドル(0.3%)安の80.59ドル。
フジトミ証券のアナリスト、田澤利貴氏は、前日はサウジアラビアとロシアの継続的な減産が相場を支えたが、投資家の関心は中国などの需要に移っていると指摘した。
また、需要と供給に関するニュースを市場が消化する間、現在の水準近辺で売りと買いの綱引きになると予想。中東情勢がさらに緊迫化すれば流れが大きく変わる可能性があるとした。
イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘について、人道支援物資の搬入や人質の脱出を可能にする「戦術的な小休止」を検討する考えを示したが、停戦には応じない姿勢も改めて強調した。