Yuka Obayashi
[東京 13日 ロイター] - 原油先物価格は13日、下落している。米国と中国の需要減退懸念が市場心理を圧迫している。
北海ブレント先物1月限は0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で0.35ドル(0.4%)安の1バレル=81.08ドル。米WTI先物12月限は0.35ドル(0.5%)安の76.82ドル。
石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国で構成するOPECプラスの減産に対してイラクが支持を表明したことから原油先物は10日に2%近く上昇した。ただ、週間では約4%下げ、5月以降で初めて3週連続の下げとなった。
イスラエルとハマスの紛争による供給障害を巡る懸念がやや後退する一方、米中の需要動向に注目が集まっているという。
米エネルギー情報局(EIA)は先週、今年の米国の原油生産の伸びは当初予想を小幅に下回る一方、需要は減少するとの見通しを示した。
先週発表された中国の経済指標が低調だったことも需要懸念を強めている。