Scott DiSavino
[16日 ロイター] - 米エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズが発表したデータ(16日までの週)によると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は前週比2基減の621基となった。過去3週間のうち2週で減少した。
前年同期の水準からは139基(18%)減少している。
石油リグは2基減の497基。天然ガスリグは横ばいの121基だった。
米国のリグ数は2021年に67%、22年に33%それぞれ増加したが、23年には約20%減少した。石油・ガス価格の下落、高インフレによる人件費・設備費上昇に加え、企業が新規プロジェクトよりも株主還元を優先させていることが要因。
米原油先物は23年に11%下落した。24年は年初来約10%上昇している。米天然ガス先物は23年に44%下落し、24年はこれまでに約37%下落している。