Andrew Mills
[ラスラファン(カタール) 19日 ロイター] - 世界最大級の液化天然ガス(LNG)輸出事業者であるカタールエナジーのサアド・カアビ最高経営責任者(CEO)は19日、紅海地域での海運の混乱は自社の輸送には影響するものの、生産には影響しないと述べた。
ラスラファン石油化学施設の起工式で「輸送に時間がかかるだけだ。船がないからといって生産を止めなければならないほどではない」と語った。
船が紅海でなくアフリカを迂回(うかい)しなければならないことはコストと時間がかかるため理想的ではないと付け加えた。
同社は安全上の懸念を理由に紅海経由の輸送を中止したと1月に発表した。
カアビ氏は、カタールエナジーの生産量のほとんどがアジア向けとしつつ、紅海の問題がパレスチナ自治区ガザでの戦闘終結とともに解決されることを望むと述べた。