Colleen Howe
[21日 ロイター] - 中国の国有石油・ガス生産大手、中国海洋石油(CNOOC)が21日発表した2023年12月期決算は、純利益が前年比12.6%減の1238億元(172億ドル)だった。石油・ガス価格の下落が響き、過去最高益だった前年から減益に転じた。ただコスト抑制や新たな油田・ガス田の発見が業績を下支えした。
石油・ガス生産量は前年比8.7%増の6億7800万石油換算バレルで、目標の6億5000万―6億6000万石油換算バレルを上回った。一方、1バレル当たりの生産コストは30.39ドルから28.83ドルに下がった。設備投資は37%増の1373億5000万元だった。
昨年末時点の確認埋蔵量は約67億8000万石油換算バレル。前年同期は62億4000万石油換算バレルだった。
CNOOCは今月、珠江デルタと渤海湾で、埋蔵量がそれぞれ1億石油換算トンの大規模な油田・ガス田を発見したと発表した。