Scott DiSavino
[3日 ロイター] - 米エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズの週間データ(5月3日までの週)によると、国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は2週連続で減少し2022年1月以来の低水準になった。
生産の先行指標となる石油・天然ガスのリグ数は前週比8基減の605基。23年9月以来最大の減少となった。前年同期比では19%減少。
石油リグは7基減の499基と23年11月以来の大幅減。ガスリグは3基減の102基。
米国内の稼働リグは、相場下落、インフレ高騰による人件費・設備費の上昇、各社が債務返済と株主還元に注力した影響で23年は約20%減少した。
米原油先物は、年初から約9%上昇しているが、米金融サービスTDコーウェンによると調査対象の独立系探査・生産会社28社は今年の支出を前年比3%程度削減する予定だという。23年は27%増、22年は40%増だった。