こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
8/6付の「DailyOutlook」では、FFR(新たな日米通商協議)について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『今週は8月9日にFFRの初会合がワシントンで開催される予定になっている。
米国側の交渉トップである米USTR(通商代表部)ライトハイザー代表は、7月26日の米上院議会公聴会で米国産牛肉の輸入を例に挙げ、日本には不公平な貿易障壁があるとして農畜産物の市場開放を求めており、今回のFFRでは同問題が議論される可能性が高そうだ。
加えて同代表は日米2国間FTA(自由貿易協定)の交渉についても意欲的。
FTAについて日本は否定的であるが、FTA交渉の必要性についても議論されることだろう』と伝えています。
続けて、FFRでは自動車分野も議論の焦点といわれていることを挙げ、『自動車関税の上乗せ措置発動の必要性について、米商務省は8月中に調査を終えて報告書をまとめる予定。
そのため先日のEUと米国の通商合意において自動車分野は適用除外となった。
恐らくFFR初会合においても報告書が間に合わないことから、自動車分野は今回の焦点ではなく、今後の焦点になる可能性が高いだろう』と分析しています。
さらに、『足元では米国による対中強硬姿勢を受けて、市場参加者は通商問題に神経質となっている。
だがFFR初会合が終われば、そうしたリスク回避姿勢は和らぐだろう』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介していますので、詳しくは8/6付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜