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大石哲之:ビットコインの高騰と、DeFiプロジェクトの動向【フィスコ・暗号資産コラム】

発行済 2020-08-24 09:19
更新済 2020-08-24 10:01
© Reuters.  大石哲之:ビットコインの高騰と、DeFiプロジェクトの動向【フィスコ・暗号資産コラム】

8/17週からの動きをおさらいする。

先週、ビットコインは12,000ドルを突破。

ここしばらくせめぎあっていた線をうわ抜けしたため、活気づいている。

元プレデンシャルCEOの「ビットコインは安全資産」として求められているという発言など、ここのところ要人の強気の発言が多く見られる。

さて、8/10週はDeFi(分散型金融)周りでもいくつか動きがあった。

まずは、Yam.financeの登場と失敗。

Ampleforth(AMPL)を改造したリベース型(供給量が自動的に調整させる)のコインとして登場し、当日に500億円を超える資産が預け入れられるなど、バブルの頂点のような展開をみせた。

しかしながら、バグが発覚し、翌日には修正不可としてプロジェクトそのものの生命を閉じた。

この展開の速さもDeFiらしい。

次に、ステーブルコイン同士の交換プラットフォームであるCurve.fiのトークンであるCRVがローンチした。

即日に、Binance、OKcoinなど主要取引所に軒並み上場されるなど話題をさらった。

一方で、DeFiに関してはまだ一部の人だけが実際にプロダクトを使っている状態である。

YamやCurveにしても、イーサリアムの手数料の高騰で、試しにつかってみるにも数十ドルの手数料がかかる。

私がテストで預入と引き出しをした際には、合計73ドルの手数料がかかった。

つまり、この手数料負けしない大口だけがDeFiを使えているというのが実態だろう。

DeFiへの需要はまだ強い。

Yamのようなポッと出のプロジェクトが500億円を集めるのはICOブームを彷彿とさせるが、これはバブルの頂点ではなく、まだまだ需要が上回っており、DeFiプロジェクトの供給が足りないということを意味しよう。

DeFiバブルの頂点はまだ先であると考えている。

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