[4日 ロイター] - 米金融大手のゴールドマン・サックス (N:GS)とモルガン・スタンレー(モルガンS) (N:MS)は4日、米連邦準備理事会(FRB)が6月に公表したストレステスト(健全性審査)の結果に一部誤りがあったことを受けて、資本要件をやや引き下げた。
これに先立ちFRBは4日、ゴールドマン、モルガンS、シティグループ (N:C)、ウェルズ・ファーゴ (N:WFC)、HSBCホールディングス (L:HSBA)の5行について、仮定損失の算出に誤りがあったと指摘。これによりゴールドマンとモルガンSの資本要件は多少低下すると発表していた。
ゴールドマンは、ストレス資本バッファー(SCB)を従来の6.7%から6.6%に、普通株式等Tier1(CET1)比率を従来の13.7%から13.6%に引き下げた。
モルガンSも、SCBを従来の5.9%から5.7%に、CET1比率を従来の13.4%から13.2%に引き下げた。