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ダイヤモンドD Research Memo(10):インバウンドに向けた取り組みを強化

発行済 2016-05-26 16:23
更新済 2016-05-26 16:33
ダイヤモンドD Research Memo(10):インバウンドに向けた取り組みを強化
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■成長戦略 ダイヤモンドダイニング (T:3073)は、海外飲食事業(シンガポール)からの事業撤退や業界環境等を踏まえ、改めて中期経営計画を策定する予定としているが、「九州 熱中屋」や「わらやき屋」などの高収益ブランドを軸とした積極的な出店拡大やウェディング事業の本格稼働のほか、新業態(昼と夜の二毛作が可能な非アルコール業態など)や新規事業(インバウンド関連など)への展開などにより、持続的な成長を目指す方向性には大きな変化はないものとみられる。
弊社では、インバウンド(訪日外国人)の拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて経済の活性化が予想される首都圏中心部においても、まだ十分に出店の余地が残されているうえ、ドミナント展開の強化を狙う関西圏での出店拡大、主要都市への出店推進により、同社の持続的な成長は十分に可能であると判断している。
ただ、毎期45店舗前後の新規出店を前提としていたこれまでの出店計画については、業界環境や人材育成に時間をかける方針等から、ややペースダウンとなる可能性は否定できず、今後の動向に注意する必要がある。
また、前期から開始したインバウンド(訪日外国人)強化に向けた取り組み(外国人を含む対応チームの設置)や第3の事業及び収益の柱と位置付けているウェディング事業(米国ハワイ州及び国内)については、同社ならではの付加価値をどのように生み出していくのかにも注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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