(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 11269.02(+125.71)
前営業日終値 11143.31(+423.37)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2507.98(+ 15.30)
前営業日終値 2492.68(+111.63)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1178.81(+ 6.17)
前営業日終値 1172.64(+51.88)
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[ニューヨーク 12日 ロイター] 12日の米国株式市場は続伸。出来高が大きく
減少し乱高下もかなり収まったことで、投資家の不安感が和らいだとみられる。
ダウ工業株30種<.DJI>は125.71ドル(1.13%)高の1万1269.02ド
ル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は15.30ポイント(0.61%)高の2507.98。
S&P総合500種<.SPX>は6.17ポイント(0.53%)高の1178.81。同
指数が続伸したのは7月21―22日以来。
週足ではダウが1.5%、ナスダックが1%それぞれ下落した。S&P総合500種は
過去3週間で12.4%値下りした。
ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダック3市場の出来高は約90
億株で、今週の1日平均の約160億株を大きく下回った。
安全性を求める投資家が大型株に注目するなか、ボーイング
し、ダウを主導した。
一方、エヌビディア
た第3・四半期決算で売上高が予想を上回り、時間外取引で株価が急伸した。しかし、こ
の日は、同社の示したモバイルプロセッサ「テグラ」の見通しに失望感が広がり、株価が
大きく下落した。
小売のディラーズ
半期決算で利益が市場予想を下回った。
騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所がおよそ9対5。ナスダックは上昇銘柄数
1320に対し、下落銘柄数が1239となった。
この日は、欧州株高に支援された。フランスなど欧州4カ国による金融株に対する空売
り規制導入で投資家の懸念が後退した。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのアナリストはリサーチノートで、米株価には
すでに景気後退リスクがかなり織り込まれていると指摘し、わずかでも成長を示唆する材
料が出れば、株価を押し上げる可能性があるとの見方を示した。