5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性
■イオンモール、2Q営業利益 16.0%増 228億円、コンセンサスに届かず
■前場の注目材料:岩谷産業、化石燃料から転換加速、純度100%水素ガス鋼板切断機受注開始
■27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性
5日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後はこう着感が強まりそうである。
4日の米国市場はNYダウが825ドル高だった。
債務健全性への懐疑的な見方から売られていた金融のクレディスイスが持ち直したため、市場混乱への警戒感が後退した。
また、8月のJOLT求人件数が予想を下回り、7月から大幅に減少したことを受けて労働市場の需要鈍化を見込み、大幅利上げ継続への観測が和らいだ。
長期金利が一段と低下すると幅広い銘柄が買われ、指数を押し上げる格好となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の27170円。
円相場は1ドル144円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートになりそうだ。
ただし、節目の27000円を回復し、25日、75日線が位置する27400円辺りに接近してくることから、いったんは戻り一巡感も高まりやすいところであろう。
また、9月7日の直近安値だった27268円辺りでは戻り待ちの売りも意識されそうである。
そのため、買い一巡後は27000円水準での底固めから、抵抗線水準までの短期的な値幅取り狙いの動きに向いやすいだろ。
とはいえ、クレディスイスのデフォルト懸念が和らいだこともあり、ショートカバーの動きは強まりやすく、27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性はありそうだ。
同線を明確にクリアしてくると、リバウンド基調が本格化してきそうだ。
また、VIX指数は7営業日ぶりに30.00を下回ってきており、依然としてトレンドは上向きではあるものの、売り方にとってはショートポジションを圧縮しておきたいところ。
その他、5日の米国では9月のADP雇用統計、9月のISM非製造業景況指数、7日には9月の雇用統計の発表を控えているため、積極的には手掛けづらい面はある。
ただし、足元では予想に反して減速の結果が相次いでいるため、FRBによる積極的な金融引き締め姿勢が和らぐとの見方にも向かわせやすいだろう。
楽観視はできないものの、ショートカバーに向かわせるとともに、慎重な買い方においても押し目待ち狙いの動きに向わせよう。
物色としてはハイテク株のリバウンドのほか、金融株へも資金が向かいそうだ。
また、直近IPO銘柄の一角なども需給改善によって資金が集中しやすいだろう。
■イオンモール、2Q営業利益 16.0%増 228億円、コンセンサスに届かず
イオンモール (TYO:8905)が発表した2Q業績は、営業収益が前年同期比26.0%増の1941.04億円、営業利益は同16.0%増の228.26億円だった。
既存モール専門店売上は、一時休業期間中の固定費等を「新型コロナウイルス感染症による損失」として営業原価から特別損失に振替計上した影響等により、営業利益は増益となった。
ただし、コンセンサス(260億円程度)には届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26992.21、+776.42)
・NYダウは上昇(30316.32、+825.43)
・ナスダック総合指数は上昇(11176.41、+360.97)
・シカゴ日経先物は上昇(27170、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(2500.11、+106.80)
・VIX指数は低下(29.07、-1.03)
・米原油先物は上昇(86.52、+2.89)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・岩谷産業 (TYO:8088)化石燃料から転換加速、純度100%水素ガス鋼板切断機受注開始
・トヨタ (TYO:7203)リンナイと「水素調理」共同研究、ウーブン・シティで実証
・村田製作所 (TYO:6981)IIJと東南アのIoTデータビジネスで協業
・塩野義 (TYO:4507)コロナ薬を途上国に提供、MPPとライセンス契約
・丸紅 (TYO:8002)米ガビロン売却完了、通期550億円計上見込む
・双日 (TYO:2768)グリーン水素供給網構築、欧州企業とMOU
・日本ハム (TYO:2282)培養肉コスト低減、動物血清を食品由来成分に置換
・ホンダ (TYO:7267)ホンダジェット、シェアで身近に、来年スタート
・ジェイテクト (TYO:6473)自動操舵制御システムを開発、運転者補助安全走行へ
・ジャノメ (TYO:6445)ミシン訪問販売から撤退、来年3月末
・富士通 (TYO:6702)新事業ブランド「ユーバンス」半年前倒し、スマート都市構築
・JCRファーマ (TYO:4552)シスメックスと再生医療製品で新会社、造血幹細胞など利用
・富士フイルム (TYO:4901)韓国に細胞培養培地の販売子会社、直販体制で事業拡大
・塩野義 (TYO:4507)ピクシーダストテクノロジーズと連携、“音刺激”脳活性化製品
☆前場のイベントスケジュール
・10:00 NZ準備銀行が政策金利発表 <ST>
■株式見通し:27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性
■イオンモール、2Q営業利益 16.0%増 228億円、コンセンサスに届かず
■前場の注目材料:岩谷産業、化石燃料から転換加速、純度100%水素ガス鋼板切断機受注開始
■27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性
5日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後はこう着感が強まりそうである。
4日の米国市場はNYダウが825ドル高だった。
債務健全性への懐疑的な見方から売られていた金融のクレディスイスが持ち直したため、市場混乱への警戒感が後退した。
また、8月のJOLT求人件数が予想を下回り、7月から大幅に減少したことを受けて労働市場の需要鈍化を見込み、大幅利上げ継続への観測が和らいだ。
長期金利が一段と低下すると幅広い銘柄が買われ、指数を押し上げる格好となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の27170円。
円相場は1ドル144円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートになりそうだ。
ただし、節目の27000円を回復し、25日、75日線が位置する27400円辺りに接近してくることから、いったんは戻り一巡感も高まりやすいところであろう。
また、9月7日の直近安値だった27268円辺りでは戻り待ちの売りも意識されそうである。
そのため、買い一巡後は27000円水準での底固めから、抵抗線水準までの短期的な値幅取り狙いの動きに向いやすいだろ。
とはいえ、クレディスイスのデフォルト懸念が和らいだこともあり、ショートカバーの動きは強まりやすく、27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性はありそうだ。
同線を明確にクリアしてくると、リバウンド基調が本格化してきそうだ。
また、VIX指数は7営業日ぶりに30.00を下回ってきており、依然としてトレンドは上向きではあるものの、売り方にとってはショートポジションを圧縮しておきたいところ。
その他、5日の米国では9月のADP雇用統計、9月のISM非製造業景況指数、7日には9月の雇用統計の発表を控えているため、積極的には手掛けづらい面はある。
ただし、足元では予想に反して減速の結果が相次いでいるため、FRBによる積極的な金融引き締め姿勢が和らぐとの見方にも向かわせやすいだろう。
楽観視はできないものの、ショートカバーに向かわせるとともに、慎重な買い方においても押し目待ち狙いの動きに向わせよう。
物色としてはハイテク株のリバウンドのほか、金融株へも資金が向かいそうだ。
また、直近IPO銘柄の一角なども需給改善によって資金が集中しやすいだろう。
■イオンモール、2Q営業利益 16.0%増 228億円、コンセンサスに届かず
イオンモール (TYO:8905)が発表した2Q業績は、営業収益が前年同期比26.0%増の1941.04億円、営業利益は同16.0%増の228.26億円だった。
既存モール専門店売上は、一時休業期間中の固定費等を「新型コロナウイルス感染症による損失」として営業原価から特別損失に振替計上した影響等により、営業利益は増益となった。
ただし、コンセンサス(260億円程度)には届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26992.21、+776.42)
・NYダウは上昇(30316.32、+825.43)
・ナスダック総合指数は上昇(11176.41、+360.97)
・シカゴ日経先物は上昇(27170、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(2500.11、+106.80)
・VIX指数は低下(29.07、-1.03)
・米原油先物は上昇(86.52、+2.89)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・岩谷産業 (TYO:8088)化石燃料から転換加速、純度100%水素ガス鋼板切断機受注開始
・トヨタ (TYO:7203)リンナイと「水素調理」共同研究、ウーブン・シティで実証
・村田製作所 (TYO:6981)IIJと東南アのIoTデータビジネスで協業
・塩野義 (TYO:4507)コロナ薬を途上国に提供、MPPとライセンス契約
・丸紅 (TYO:8002)米ガビロン売却完了、通期550億円計上見込む
・双日 (TYO:2768)グリーン水素供給網構築、欧州企業とMOU
・日本ハム (TYO:2282)培養肉コスト低減、動物血清を食品由来成分に置換
・ホンダ (TYO:7267)ホンダジェット、シェアで身近に、来年スタート
・ジェイテクト (TYO:6473)自動操舵制御システムを開発、運転者補助安全走行へ
・ジャノメ (TYO:6445)ミシン訪問販売から撤退、来年3月末
・富士通 (TYO:6702)新事業ブランド「ユーバンス」半年前倒し、スマート都市構築
・JCRファーマ (TYO:4552)シスメックスと再生医療製品で新会社、造血幹細胞など利用
・富士フイルム (TYO:4901)韓国に細胞培養培地の販売子会社、直販体制で事業拡大
・塩野義 (TYO:4507)ピクシーダストテクノロジーズと連携、“音刺激”脳活性化製品
☆前場のイベントスケジュール
・10:00 NZ準備銀行が政策金利発表 <ST>