[北京 20日 ロイター] - 中国国有資産監督管理委員会(SASAC)は20日、国有企業の第1・四半期純利益が前年同期比58.8%減少したと発表した。
同委員会の報道官は記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けた航空、自動車、観光、石油産業の減益がこれまでに例を見ない大幅な利益の落ち込みにつながったと説明した。
第1・四半期の国有企業の純利益は1304億元だった。
3月末時点の負債比率は平均で65.6%で、前年同期比0.1%ポイント低下した。
同委員会は、国有企業の破綻や、大幅な給与削減、一時帰休の防止に取り組むと表明。
巨大経済圏構想「一帯一路」のプロジェクトが着実に実施されるようにする方針も示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200420T041337+0000