[ベルリン 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるワイトマン独連銀総裁は5日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対する抑制措置は長期にわたり実施される可能性が高いため、急速かつ力強い経済回復は比較的見込みにくいとの見方を示した。
ただパンデミックを完全に乗り越えれば、持続的な回復が見込まれるとした。
また独政府による財政刺激策については、現在実施されているソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置がその影響を鈍らせるため、時期尚早と指摘。「経済回復が適切に進まなければ、財政刺激策が意味を成すだろう」と述べた。