[東京 21日 ロイター] - トヨタ自動車 (T:7203)は21日、今期(2021年3月期)の第1四半期と第3四半期の決算発表時に報道機関向けの会見を開かないことを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大を機に取り組んでいる「さまざまな業務改革の一環」(広報担当者)という。同社の第1四半期決算は8月6日に発表する予定。
今期の第1四半期と第3四半期決算では、決算短信や決算資料をホームページなどに掲載し、広報担当者が電話で記者の質疑に応じる。第2四半期(中間期)と通期は会見を実施し、役員が会見に出席して説明する計画。来期以降の方針は未定としている。
例年は四半期決算ごとに会見を開き、役員が出席して説明していた。通期決算では豊田章男社長も会見に出席し、これまでの振り返りや今後の見通しを語る機会となっている。5月の前期(20年3月期)決算会見はコロナ感染防止のためオンライン形式での会見に変更した。
(白木真紀)