[東京 22日 ロイター] - 日本航空(JAL)は22日、8月1日―6日の国内線を再度減便すると発表した。新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に再び増加傾向にあり、需要の伸びが想定を下回っているため。同期間の減便数は、当初運航計画の19%となる。
都道府県をまたぐ移動制限が緩和された6月19日以降、予約数は伸び続けており、同期間においても前年同期比6割程度まで戻ると見ていたが、感染者の再増加を受け現時点では50%に満たない数字になると予想している。
JR東海 (T:9022)などJR6社がこの日発表した盆期間中(8月7日―17日)の指定席予約数も、前年同期比79%減と大幅に減少している。きょうから始まった国内旅行の代金を補助する需要喚起策「GoTo トラベルキャンペーン」で、東京都を目的地とする旅行、都内居住者の旅行が対象外となった影響で、移動需要はさらに減少する可能性がある。
(新田裕貴)