[23日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は23日、新型コロナウイルス危機で打撃を受けた企業への信用支援を目的とした3つの緊急融資制度について、対象金融機関の条件を緩和し、基準を満たすブローカーディーラーの参加を認めた。
3制度はターム物資産担保証券融資制度(TALF)、コマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)、セカンダリー・マーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)で、迅速なスタートを切るために当初は参加できる金融機関をプライマリーディーラーに限定していた。
発表によると、規制上の自己資本が少なくとも100万ドル以上で、最低100万ドルの株主資本を保有し、対象市場での実績があるブローカーディーラーがベンダーなどとして申請できるようになる。
融資制度の利用はこれまで低調だが、FRB当局者は、危機発生当初に混乱した金融市場を安定させたことが制度利用の信頼感を高めたとしている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200723T214539+0000