[31日 ロイター] - 仏製薬大手サノフィ (PA:SASY)と英グラクソ・スミスクライン(GSK) (L:GSK)は31日、両社が共同開発している新型コロナウイルスワクチンについて、米政府が21億ドルを支払い5000万人分を確保したと明らかにした。
米国との供給契約は1人当たり2回接種するもので、接種回数にすると1億回分となる。1人当たりの接種費用は約42ドル。
米製薬大手ファイザー (N:PFE)と独ビオンテック (F:22UAy)は22日、米政府から19億5000万ドルを受け取り、両社が開発するワクチン1億回分を提供する契約を締結したと発表。1人当たりの費用は2回の接種で約40ドルになる見通しで、サノフィとGSKのワクチンの費用もこれとほぼ同水準になる。
サノフィとGSKは9月にワクチンの臨床試験(治験)を開始する。
両社は29日、英政府と最大6000万回分のワクチンを供給する契約に調印。現在、欧州連合(EU)と3億回分の供給について協議している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200731T215539+0000