[ブラジリア 18日 ロイター] - ブラジルは18日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) (N:JNJ)が開発する新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)実施を承認した。
ブラジルの医薬品規制当局国家衛生監督庁(ANVISA)は、6000人を対象とした治験実施を承認したと明らかにした。
ブラジルは米国に次いで感染者数が多いため、製薬各社のワククン治験実施が相次いでいる。これまでに英アストラゼネカ (L:AZN)が英オックスフォード大学と共同で開発するワクチンのほか、米ファイザー (N:PFE)と独ビオンテック (O:BNTX)が共同で開発するワクチン、中国シノバック・バイオテック(科興控股生物技術) (O:SVA)が開発中のワクチンの第3相治験実施が承認された。中国医薬集団総公司(シノファーム) (HK:1099)も承認が得られ次第、治験を開始する。
ブラジルの感染者の累計は340万人。感染による死者は10万8000人を超えている。