[サンティアゴ 4日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) (N:JNJ)は開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの後期臨床試験(治験)に関して、感染拡大で深刻な打撃を受けた南米で2万人の被験者を探す。同社の南米地域公衆衛生担当幹部が明らかにした。
J&Jが世界的に計画している治験の規模の3分の1に相当する。
幹部によると、治験を行う国はワクチンが開発された際に、優先的に入手することが可能になる。南米は感染拡大の中心地になっている。
同社は治験を米国やベルギーで行っている。第3段階の治験を計画している国のリストにブラジルやコロンビア、メキシコのほか、チリやアルゼンチン、ペルーを加えた。 同社の治験には世界で6万人が参加する。