[ベンガルール 7日 ロイター] - インドの新型コロナウイルス感染者数は7日、420万人を突破し、ブラジルの感染者数を超え、米国に続き世界で2番目に多い水準となった。
国内の感染者の合計は420万4613人で、ブラジルより約7万人多い。
7日のインド保健省発表によると、新規感染者は9万0802人で、1日の増加数としては世界最多を更新した。
死者の数は比較的低水準にとどまっているものの、過去5日、毎日1000人以上増えている。7日の発表によると、死者は1016人増加し、合計7万1642人に達した。
7日の新規感染者数は3日連続で過去最多を更新することとなった。専門家は、インドの感染者数は急増しており、都市部・農村部ともに歯止めがかかる兆しは見られないと指摘している。
一方、インド政府は、新規感染者数の増加は全国的な検査件数の増加を反映していると指摘。回復者数の水準が高いことも、検査・追跡・治療という方針が効果を表しており、状況が制御できているとの認識を示した。
インド国内では、首都ニューデリーで5カ月ぶりに地下鉄の運行が再開されたものの、利用客の姿はまばら。バーの営業も9日から許可される。
西部の都市アーメダバードや北部のラクナウなどでも、地下鉄の運行が約6カ月ぶりに一部再開された。
*内容を追加します。