[ジュネーブ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は15日、英製薬大手アストラゼネカ (L:AZN)が新型コロナウイルスのワクチンの治験で被験者1人に説明できない疾患が生じたため、治験を世界的に中断したことについて、安全を優先した判断だとして評価する姿勢を示した。
WHOのマーガレット・ハリス報道官は「われわれが治験で望んでいたことだ。よく管理された治験だ。安全性はどんな場合も極めて重要だ。適切な対応だった」と述べた。
ロシアと中国での試験的な新型コロナワクチンの投与については「明確な情報を入手して結果を比較したい」と述べた。