[プラハ 7日 ロイター] - プラハ中心部にカフェで新型コロナウイルスの形を模したデザートが人気を呼んでいる。
カフェ「ブラック・マドンナ」は、通常なら来店客で賑わっていたはずだが、新型コロナ感染拡大で観光客が激減した。
春のロックダウン(封鎖)期間中に発想を得たとデザート開発者。「ネットでウイルスの写真を見て、デザートの作り方を考えた。突起や色の作り方を編み出して準備した」と述べた。
デザートはテニスボールより少し小さいサイズ。チョコレートのコーティングにホワイトチョコレートとドライラズベリーでウイルスの突起を表現。中にはピスタチオやラズベリーのピューレ、中心にラズベリーが入っている。
1日に100個以上が売れる人気ぶりで、販売は伸びているという。
カフェのマネジャーは、「コロナ禍はこのケーキを導入する好機となった。すべてが失われたわけではないことを表す象徴だ」と述べた。
新型コロナ用ワクチンをテーマにした次のデザートも視野に入れていると開発者。「ライムをふんだんに使い、少しアルコールを利かせたものになる」という。