[ニューヨーク 9日 ロイター] - 世界的人気チェリストのヨーヨー・マがピアニストのキャサリン・ストットとタッグを組んだ最新アルバム「ソング・オブ・コンフォート」が11日にリリースされる。
同アルバムは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で厳しい状況に見舞われている世界中の人々に捧げるもので、安らぎと希望を与える作品が収録されている。
楽曲には、人種差別に反対する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」運動を意識した「オール・マン・リバー」のほか、「虹のかなたに」「モスクワの夜」「ワルツィング・マチルダ」、南アフリカの子守歌「トゥラ・ババ」などが含まれる。
ヨーヨー・マは「全ての楽曲が世界各地の人々にとって特別な意味を持つ」と語り、新型コロナのパンデミックが世界的な経験になっていることに言及。アルバムを通じて安らぎや希望が人々の心に届くことを願うと話した。