[フランクフルト 14日 ロイター] - ステラ・キリヤキデス欧州委員(保健衛生担当)は、欧州連合(EU)が新型コロナウイルス変異株に対応するワクチンの承認を急ぐ考えを示した。14日付独アウクスブルガー・アルゲマイネ紙のインタビューに応じた。
同委員は「既存ワクチンを基に改良して作られたワクチンは、全ての承認プロセスを経る必要はないと判断した。安全性を損なうことなく、迅速に安定したワクチン供給を行う」と述べた。
欧州委員会はEU加盟国から、ワクチン供給で英国や米国に遅れを取っているとの批判を浴びている。
また、同委員は国境の閉鎖は感染封じ込めに有効な措置ではないとする欧州委の見解を繰り返し「昨年3月のように、欧州が国境を閉鎖した状態に戻ることは誤りだと考える」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210215T012144+0000