[7日 ロイター] - 米国立衛生研究所(NIH)は7日、米ファイザーと米モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、摂取後のアレルギー反応のリスクを見極めるための中期臨床試験(治験)を開始すると発表した。
ファイザーが独ビオンテックと共同開発したワクチン、およびモデルナ製のワクチンについて、接種後にアナフィラキシーなどの深刻なアレルギー反応が出る事例が数件報告されており、米疾病対策センター(CDC) は1月、接種100万回に11.1件の割合でアレルギー反応が出ると発表していた。
治験は3400人の成人(18─69歳)を対象に実施。対象者の約60%が食物アレルギーのほか、虫刺されや免疫療法に激しいアレルギー反応を示した経験を持つ人で、接種後90分間にシステミックなアレルギー反応を示す人の割合を割り出すことを目的に実施される。結果は今夏に発表される見通し。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210407T150709+0000