[11日 ロイター] - 男子テニスで四大大会最多タイの20勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)は11日、新型コロナウイルスが依然として猛威を振るっている状況を受け、今夏の東京五輪参加について「まだ分からない」と決めかねていることを明かした。
開催国の日本では、新型コロナウイルスの感染者が急増。東京都などで緊急事態宣言が5月末まで延長され、7月23日から8月8日にかけて予定されている東京五輪の開催について否定的な声も出ている。
ナダルは記者会見で五輪出場に関し、「まだ分からない。正直なところ、分からないので明確な答えを出せない」とコメント。
そして「普通の世界なら五輪欠場は考えられない。私にとって五輪でプレーするのがいかに重要なことかは皆理解していると思う」と述べる一方、「この先2カ月の状況を見よう。スケジュールを整理する必要がある」と前例のない現状に対して柔軟に対応する必要があるとした。
ナダルは2008年北京五輪のシングルスで金メダルを獲得し、16年のリオデジャネイロ五輪ではダブルスで金に輝いた。