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台湾の4月輸出受注、前年比42.6%増 コロナが不透明要因

発行済 2021-05-20 18:31
更新済 2021-05-20 18:36

[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が20日発表した4月の輸出受注は前年比42.6%増の549億3000万ドルと、14カ月連続の増加となった。

ロイターがまとめた市場予想の32.6%増を大幅に上回った。

新型コロナウイルス流行に伴う海外の都市封鎖(ロックダウン)を背景に、引き続き在宅勤務関連の需要が堅調だった。

米アップルなどのスマートフォンの好調な需要も受注拡大に寄与した。

経済部によると、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンや自動車向けのエレクトロニクス部品の需要が好調だった。

3月の輸出受注は前年比33.3%増の536億6000万ドルだった。

経済部は、世界経済が緩やかに回復しており、ハイテク製品の受注見通しは明るいと表明。ただ、このところ台湾で新型コロナ感染が急増していることが大きな不透明要因で、域内の生産に悪影響が出る恐れがあると指摘した。

台湾が受注した製品の約半分は台湾域内で生産されているが、経済部が調査したメーカーの大半は域内の感染拡大による影響はないと予想しているという。

経済部は5月の輸出受注を前年比40.1─44%増と予想した。

4月は、米国からの受注が前年比43%増。3月は33.2%増だった。中国からの受注は40.5%増。3月は34.1%増だった。

欧州からの受注は38%増、日本からの受注は36.4%増だった。

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