[トロント 15日 ロイター] - カナダのトルドー首相は15日、新型コロナウイルスワクチンの接種率と公衆衛生の状況が現状で維持された場合、9月初めまでにワクチン接種を完了した渡航者を受け入れる可能性があると表明した。首相府が州首相らとの電話会議内容を公表した。
またトルドー氏は、ワクチン接種を終えた米国人と永住者について、8月半ばまでに不要不急以外の渡航も許可する方向で協議に入っていると明らかにした。
声明では「首相はワクチン接種率と公衆衛生状況が現状の好ましい状態で維持されれば、9月初めまでに全ての国からワクチン接種完了者を受け入れる態勢になれると明言した」としている。
保健当局者らは最近、12歳以上のカナダ人の78%が少なくとも1回のワクチンを接種、約44%が接種を完了したと発表している。