[東京 13日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は13日午後の会見で、新型コロナウイルスワクチンの2回接種者が、今月12日段階で50.9%となり、国民全体の半数を超えたと述べた。
政府が13日に公表したデータによると、12日現在で1回の接種を受けた人は7983万5876人で国民全体に占める割合は63.0%になった。また、2回接種者は6447万6713人、国民全体の50.9%に達し、初めて半数を突破した。
また、65歳以上の1回接種率は89.7%、2回接種率は88.0%となった。
この点に関連し、加藤官房長官は「政府全体、ワクチン担当の河野(太郎)大臣がしっかりと職責を果たすべく動いてきた結果」と指摘。「自治体、医療関係者の協力があり、緊密に連携してきた成果である」と説明した。
一方、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が13日、同国が長距離巡航ミサイルの発射実験を週末に実施し、成功したと伝えたことに関連し、加藤官房長官は「わが国を取り巻く安全保障環境や経済安全保障環境が厳しさを増し、わが国の安全保障のあり方を不断に議論し、検討していく必要がある」と語った。
同時に「現時点で国家安全保障戦略の改定や防衛計画、中期防(中期防衛力整備計画)の見直しは決まっていない」と説明した。