[23日 ロイター] - 米スペースXの宇宙船で民間人のみの宇宙飛行を行った米実業家のジャレッド・アイザックマン氏は、地球帰還後に家族全員の新型コロナウイルス感染が判明し、思いがけず再び隔離状態に置かれている。
アイザックマン氏は23日、ペンシルベニア州イーストンにある自宅からインタビューに応じ、「地球に戻ってきたら家族全員が新型コロナに感染していた」と明かした。
それによると、妻、5歳と7歳の娘、義理の両親全員は、同氏の宇宙飛行前後に滞在したフロリダから戻った後に感染が判明。本人に陽性反応は出ていないという。
アイザックマン氏は「打ち上げ前には規則にのっとり、家族全員が隔離されていたものの、打ち上げや帰還の際には周りに多くの人がいて、その結果、今家族内でコロナ感染が発生しているようだ」などと述べた。
家族らには症状は出ているものの、重症化はしていない。なお、子ども以外はワクチン接種が完了していたという。