[26日 ロイター] - 米医薬品大手イーライリリーは26日、2021年の通期利益予想を上方修正した。コア事業が堅調なほか、新型コロナウイルス抗体治療薬の販売が増加した。
また、アルツハイマー病治療薬候補「ドナネマブ」の承認取得に必要なデータのリアルタイムレビューを開始したと発表した。
今年の調整後1株利益予想は7.95─8.05ドル。従来予想は7.80─8.00ドルだった。
コロナ抗体治療薬の21年の売上高は約13億ドルと想定。従来予想の10億─11億ドルから引き上げた。
コロナ抗体治療薬の第3・四半期の売上高は2億1700万ドル。第2・四半期は1億4900万ドルだった。
一方、第3・四半期の純利益は11億1000万ドル(1株当たり1.22ドル)と前年同期の12億1000万ドル(同1.33ドル)から8%減少した。研究開発費の増加が響いた。