[16日 ロイター] - 新型コロナウイルスのオミクロン株の急速な感染拡大を受け、米大手金融機関の間でオフィス復帰計画やイベント催行を見直す動きが広がっている。関係筋によると、米金融大手シティグループがニューヨーク都市部の従業員に対し、休暇シーズン中の在宅勤務を推奨したほか、ゴールドマン・サックスも今後行う予定だったパーティーを中止した。
シティグループはここ数カ月、ワクチン接種を済ませた従業員に一部オフィスへの出社を認めていた。
米JPモルガン・チェースは14日、ニューヨーク・マンハッタンにあるオフィスに勤務し、ワクチンを接種していない従業員に対し在宅勤務を要請した。
米投資銀行ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループも8日、社内で感染者が出たことから、従業員に対しマンハッタンを始めとするオフィスに出勤しないよう指示している。