[北京 24日 ロイター] - 中国国家衛生委員会(NHC)は24日、北京冬季五輪開幕を控える北京市で23日に6人の新型コロナウイルス国内感染者が確認されたと発表した。前日は9人だった。同市は封じ込め対策を一段と強化した。
北京では7日連続で新規感染者が報告されている。山東省、山西省、遼寧省、河北省でも北京の集団感染に関連した感染者が計8人報告された。
今月15日以降に北京で報告された症状のある国内感染者は計36人。
感染者が見つかった北京の豊台区は23日に約200万人を対象とする検査を開始した。
当局は豊台区を含む「高リスク地域」の住民に対し、市外に移動しないよう要請。地元政府の報道官が明らかにした。
地元当局の22日付の声明によると、北京市はまた、市民に対し、海外から宅配便など荷物を受け取ってから14日以内にコロナ感染症のような症状を発症した場合に積極的に核酸検査を受けるよう求めた。
当局はこれまでに、市内の最初のオミクロン株感染例はカナダからの荷物によって持ち込まれた可能性があるとの見方を示唆している。
上海でも24日に1人の国内感染者が報告された。
NHCによると、中国本土で23日に報告された国内のコロナ新規感染者は18人で、前日の19人から減少した。