[北京 3日 ロイター] - 北京冬季五輪の医療専門家会議で座長を務めるブライアン・マクロスキー博士は3日、五輪関係者の間で2日新たに55人の新型コロナウイルス感染が確認されたと明らかにした。1日に確認された感染者としては最多となる。
内訳は、空港到着時の検査で29人、外部との接触を遮断した「バブル」内では26人だった。
1月23日以降実施した61万回の新型コロナウイルス検査では、287人の陽性が確認された。
マクロスキー氏は「この数字は非常に小さい」と述べ、全ての大会参加者が到着すれば数字は下がり始めると説明。「このシステムがうまく機能すると確信している。ただ、警戒を緩めてはいない」と強調した。
北京五輪の関係者は、バブル方式で一般市民との接触が遮断されており、宿泊施設から大会会場までの移動は、関係者専用に指定され交通機関を利用する。バブル内では感染者をいち早く特定するため毎日コロナ検査が行われる。