[北京 7日 ロイター] - 中国南西部の広西チワン族自治区百色市当局は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7日からロックダウン(都市封鎖)措置を講じた。
ベトナムと国境を接する人口約360万人の百色市では、6日に有症状の市中感染者が37人報告され、前日の6人から急増した。
国営テレビによると、市政府は文書を出し、住民は必需品の購入やコロナ検査のために外出する以外は屋内にとどまり、買い物は可能な限り店頭ではなく配達を利用すべきだとした。
また、不要不急の事業、公共交通機関、学校の授業を停止。社会機能の維持に必要な「エッセンシャルワーカー」は市内の移動に特別なパスが必要となる。
中国国家衛生健康委員会のデータによると、同市を含め、中国本土全体では6日、45人の有症状の国内感染者が報告され、前日の13人から増加した。広東省や北京市、天津市でも確認された。新たな死者はゼロだった。