[香港 13日 ロイター] - 香港で13日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は1347人だった。過去最多となった前日の1514人を下回ったものの、暫定陽性者として感染が疑われる人がほかに約2000人いるなど、医療が一段と逼迫する脅威が生じている。医療当局が明らかにした。
この感染急増は、香港による「ダイナミックゼロ」コロナ戦略の一環として行われた過去最大規模の検査を受けた。政府は前日、中国が検査や治療、隔離能力面で支援を行うと明らかにしていた。
政府は、今週に暫定陽性と判定された4歳の児童が死亡したことを受け、13日夜に3歳以上も15日からワクチン接種対象とすると発表した。
また当局は、越境のトラック運転手から複数の陽性者が出たため域内への食糧供給が滞る可能性があると警告したが、「可能な限り速やかな」正常化に向け全力を尽くしていると説明した。